Hot Soup Processor
HSP用語
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スクリプト言語システムHSP(フリーソフト)にまつわる用語集です。かなり適当に書き出していました。
■ 演算
演算(計算)する記号です。HSPが対応するのはこれら。
+ | 加算、足し算 |
- | 減算、引き算 |
* | 乗算、掛け算 |
/ | 除算、割り算 |
\ | 割り算の余り |
x++ x+ |
「x=x+1」に等しい |
x-- x- |
「x=x-1」に等しい |
x+=y | 「x=x+y」に等しい |
x-=y | 「x=x-y」に等しい |
x*=y | 「x=x*y」に等しい |
x/=y | 「x=x/y」に等しい |
■ 演算子の優先順位
「+」「−」よりも「×」「÷」を先に計算する算数と同じ考え。(括弧)を使うと優先順位を変更できる。HSP2.6の時になかった概念。
■ インクリメント・デクリメント
「x++」がインクリメント、「x--」がデクリメントである。
■ ビット演算子
コンピュータの内部データは「0」と「1」の世界とよく言われます。HSPの整数値は4バイトです。1バイトは8ビットなので、32ビット分つおいことになります。このビットレベルで演算する処理。
& | 論理積。ビットレベルで乗算(掛け算)。 |
| | 論理和。ビットレベルで加算(足し算)。 |
^ | 排他的論理和。 |
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■ 数値表現
普通の10進数以外の表現には下のようなもにがある。
'a'〜'z'、'A'〜'Z'、'0'〜'9' | 文字コード |
%0〜%1111111 0b0〜0b1111111 |
2進数 |
$0〜$FFFFFFFF 0x0〜0xFFFFFFFF |
16進数 |
■ 文字列型の変数と整数値型の変数
下の2行はコンパイル結果が同じように見えるが、上は文字を表示している(文字列型)のに対して、下は数字を表示している(整数値型)。見た目とは違うので注意。
mes "1234" mes 1234 |
数値を足すと結果が違うことに注意が必要です。上は文字同士の結合、下は加算になることが分かる。(下の左方優先を参考に)
mes "1234" +5000 mes 1234 +5000 |
整数値型変数と文字列型変数の違いは下のようものです。
a=123 | → 整数値型 変数 |
a=123,456 | → 整数値型 配列変数 |
a="あいう" | → 文字列型 変数 |
a="あい","うえお" | → 文字列型 配列変数 |
■ 左辺優先
HSP特有の処理で計算処理は左辺側の型(整数値、実数、文字列)決まる。int関数(整数値変換)、double関数(実数値変換)を活用して対処する。
mes 1*"HSP" mes 1+"100" mes "HSP"+1 mes 1.1+5 |
■ エスケープシーケンス
円記号の「\」などは特殊エスケープシーケンスで基本的にHSP上の文字として表示されないので、円記号を付け足す。
■ PACKFILE (パックファイル)
実行ファイルに別のファイルを埋め込むHSPの機能。パックファイル内に直接アクセスできる命令はイメージファイルやテキストファイルぐらい。
■ 引数
読みは「ひきすう」(×「いんすう」)。HSPの命令や関数のパラメータのこと。
■ 変数
数値や文字列を入れておく「入れ物」(たとえ)。
■ 配列変数
「入れ物」に仕切りを用意して、1変数内に複数の小変数を用意した変数。dim命令やsdim命令で宣言することが可能。
■ システム変数
HSPのシステムが用意してる特別な変数で、stat、strsize、refstr、cntなどがある。命令の結果などが返る。
■ バッファオーバーフロー
「入れ物」の大きさサイズが足らすに溢れるエラーの状態。
■ HSPエラー
処理の間違いや不正確な操作など様々な原因で表示されるHSPエラー(HSP error)のダイアログ。番号が振られていてHSPに含まれるリファレンスマニュアルにエラーの説明が書いてある。
■ DLL(プラグイン)
「ダイナミック・リンク・ライブラリー」のこと。HSPでは追加で機能強化させる形で拡張プラグインという形で 提供され、HSPに最初から含まれてるものや、ユーザーが作成したものが存在する。HSPで利用できるDLLを作成する にはHSPの知識だけでは不可能。他の言語のコンパイル環境でコーディングが必要になる。
■ DirectX
Windows上でのゲーム開発を支援するためマイクロソフトが用意するライブラリ群。HSPは標準ではDirectXを扱えないが、手軽にDirectXの機能を利用でいるDLL(拡張プラグイン)でいろいろと存在する。パフォーマンスよく高度な処理の描画(2D/3D)や音楽出力の処理が実現できる。
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